Home> TuneUp OLD Mac。 > Old Mac 徹底活用術

Site Map

■Old Mac 徹底活用術(Last Update:2000-8-21)

このページは、筆者のしー半さんの強い要望で横サイズを512ピクセルにしてあります。

はじめに(能書き)

古くからのMacユーザーの語りぐさに「Old Macの魅力」があります。

20年以上もさかのぼる昔から、MacはDOS/Vワールドに比べて、本体を始め、あらゆる周辺機器に至るまで、何かと高価で入手困難(入手できるだけマシ)というマイナスイメージを抱かれつづけてきました。

しかし、そんな苦境下にありながらMacユーザーたちは、DOS/Vワールドの覇王「窓」への反骨精神を内に秘めつつ、「コンパクトMac」と呼ばれている、小さくて可愛らしい外見や、「Mac OS」という人間工学に基づいた直感的かつ親しみやすいインターフェイスの恩恵をAppleから受けてきました。ハードの魅力もさることながら、いまだにユーザーたちのハートをワシ掴みにして離さないMac OSの魔力は、麻薬のごとく、一度身に染みついてしまうと他のOSの一切を拒絶したくなるという、すさまじき洗脳力を持っています。その能力たるやMac OSを「全自動洗濯機」とするなら、他のOSはさしずめ、「洗濯板とタワシ」といったトコロでしょうか・・。

しかも、その全自動洗濯機を、ユーザーが自分にとって使いやすいように、いともたやすく、自由に改良(ときには改悪)できてしまうのですから、その器量の大きさ、融通の利きっぷりたるや、ただただ平服する次第です。

少しばかり横道に逸れましたが、日進月歩の速さで進化を続けるパソコン業界にありながらも、もはや我が子のごとく情が移ってしまい、買い換えはおろか手放すなど考えられない!・・というOld(68k) Macユーザーの皆さまに、このページのコンセプトにあるよう、みんなが楽しく、なおかつ徹底的に活用できる内容をご提供していけるならば、この私これに勝る喜びはありません。(←ホントか?)

★Old Mac徹底活用術 其の壱 TVを見よう!★

Macはもちろん、パソコンは、ワープロ・表計算・データベース・インターネット...といったオフィスにあるようなお堅い使用用途だけに留まりません。案外あなたの回りに見渡せる、いろいろな電気機器の性能や役割がたった一台のパソコンで代用できてしまうものです。今回はその中でも代表的なTVについての活用術です。

パソコンがTV画面を映し出せることは、パソコンショップの店頭などでモニターに映し出されたTV映像を見かけて、既にご存じの方も多いかと思います。

ところが、「じゃあ、どうやったらTVが見られるようになるの?」・・となると、いまいちピンと来ない方も多いのではないでしょうか・・・。

細かい説明を省きますと、TVを見られるOld Macには以下の4機種が挙げられます。

●Centris660AV / Quadra 840AV(『ビデオ入力機能』を標準で備えているOld Mac)

●Performa 588 / LC(Performa)630 (『ビデオ入力機能』を拡張カードによって追加できるOld Mac)

え?・・「オレのMacは無理か。じゃあ用はねぇ!」・・・チョ、チョット待って、お兄さん!TVの他にもまだまだ活用法はありまっせ〜!オーイ帰らないで〜・・・(;_;)

・・・本題に移りましょう。以上4機種のTVを見るための方法です。

Performa 588とLC630の2機種は、ビデオ入力カード用スロットに加えてTVチューナーカードを収納、固定するためのガイドレール(溝)および接続コネクターを標準で備えているため、アップル純正の「Apple TV/Video System」という、TVを見るために必要な全てのカードを備えたセット品が使用できます。もっとも、上述の品以外でも下の二種類のカードさえ入手出来れば基本的にはTVの視聴が可能です。『ビデオ入力カード』(本体のカードスロットの形状に合うもの)

『TVチューナーカード』(本体のコネクターに接続できるもの)

Centris660AVとQuadra 840AVの2機種は、ビデオ入力機能が標準装備ですからTVチューナーカードのみ入手すれば良いのですが、対応カードは一種類しかありません。

また、カードの入手は日を増して困難になる傾向にありますので、やむを得ずTVチューナーカード抜きでテレビを見るとなると、両機種のビデオ入力端子にビデオデッキを接続する方法を採らざるを得ないでしょう。

以下に挙げる製品リストは4機種に装着可能なものをピックアップしたものです。

製品名・発売元(メーカー)・対応機種・メーカーHPを記載すると共に、個人的ですが、入手難易度(5段階で1が最も容易、5が最も困難)と一言のコメントを書きました。あまりアテに出来ませんが、入手の際の参考にしていただけると幸いです。

★---ビデオ入力カードとTVチューナーカードのセット品---★

『Apple TV/Video System』【発売元:Apple Computer/対応機種:Performa 588,LC630/入手難易度:3(入手は店頭よりもYahooオークションの方が容易)】

一言:私もこの製品を欲していた一人で、Yahooオークションにて入手しました。対応機種も幅広く、カード端子の形状が合うMacなら全ての機種で使用可能です。取引相場は完全セット品(欠品ナシ)で7,000〜10,000円と値こそ張りますが、純正ならではの安心感と使い勝手の良さが感じられる逸品です。

『インタウェア TV/ビデオシステム 』【発売元:(株)インタウェア/対応機種:LC630/入手難易度:3(入手はネットよりもMac中古店の方が容易)】

一言:これより紹介するインタウェア製全ての製品は、メーカーサポート及びドライバーのアップデータ更新が終了しています。(ダウンロードは可能)また、対応機種やOS、要求するソフトのバージョンが非常にシビアなことから、入手にあたっては、あらかじめメーカーHPで製品の概要を調べておくことをお勧めします。本製品は先に挙げた、いくつかの欠点こそみられるものの、製品内容を見た限り、純正品とほぼ同等品です。しかし、現在はセット品入手が不可能に近いので、カードのバラ買い、もしくは純正品を探した方が手っ取り早いかもしれません。

『インタウェア 588TV/ビデオシステム』【発売元:(株)インタウェア/対応機種:Performa 588/入手難易度:5(超激・極虎マニア王アイテム)】

一言:この製品は本当に存在するのでしょうか?? 先のインタウェア TV/ビデオシステムでは588が対応していないことから、専用の対応品を開発、発売したのだろうと推測こそ出来ますが・・・。それにしても、これほどまで訴求対象を絞り、なおかつ購入に二の足を踏ませる価格設定(48,000円)がなされている辺り、初めからマニア製品の王者たる使命を与えられて生を受けたように思えてなりません。「期間限定」「○○台限定モデル」だの、いたずらに希少価値をあおり立てる、商魂メーカーの企画者連中が裸足で逃げだしそうなくらいのマニア王ぶりです。・・・素直に他の対応品を探した方が賢明かと存じます。(^_^;)

★---ビデオ入力カード---★

『Apple Video System』【発売元:Apple Computer/対応機種:Performa 588,LC630/入手難易度:1〜3(ビデオカード単体なら入手は容易)】

一言:無駄な手間を省き確実に入手するならば、Yahooオークションがお勧めです。秋葉原ではカードのみの販売がほとんどで、ビニールにくるまっただけのジャンク品が多いので注意してください。なかにはジャンク(動作保証外)とすら書かれておらず、「そんなのは購入側の責任で見極めろ」みたいな販売体制ながら3000〜4000円の値段で平然と販売しているお店がある現状には、怒髪天を突き、店内にロケット弾をブチ込み・・・たくなってしまうのは私だけでしょうか。オークションでの取引価格は2000〜8000円とかなりの幅がありますので、保存状態や製品内容(添付品の有無等)をよく吟味してから入手すると良いでしょう。

『インタウェア ビデオシステム』【発売元:(株)インタウェア/対応機種:LC630/入手難易度:4(一度見かけただけです)】

一言:Appleのビデオ入力カードが数多く出回っているからでしょうか・・・。どういう訳か、こちらの製品は滅多に見かけません。相場の見当はつきませんが、先のApple Video System、またはカード単品を探した方が手っ取り早いでしょう。

『インタウェア ビデオシステムll』【発売元:(株)インタウェア/対応機種:Performa 588,LC630(ただし動作保証はしていない模様)/入手難易度:3〜5?(情報不足でスミマセン・・・)】

一言:見かけたことはありませんが、先のインタウェア ビデオシステムよりも対応機種が幅広いぶん、それなりの数が出回っているだろうと思うのですが、なにぶん情報が少ないため、偶然にもAppleのビデオカードより先にこちらを手に入れる機会に恵まれた方のみお勧め・・・という一言でお許しいただけるでしょうか?(^_^;)もちろん今後も調査を続行します。全貌が分かり次第、ご報告する次第です。

★---TVチューナーカード---★

『Apple TV/FMラジオシステム』【発売元:Apple Computer/対応機種:Performa 588,LC630/入手難易度:4(オークションで人気が高いアイテムの一つ)】

一言:FMラジオチューナーを追加したTVチューナーカードに、FMアンテナ等が同梱されたセット品です。ただしビデオ入力カードは含まれていないため、別途入手する必要があります。取引価格はオークション、店頭ともに4,000〜7,000程度です。(完全セット品は8,000円辺りが相場です)店頭ではジャンク(もしくは7日間のみ動作保証)品がほとんどです。

『PicPomTVチューナー』【発売元:(株)インタウェア/対応機種:Performa 588,LC630/入手難易度:4(オークションでは稀に出品。店頭ではジャンク多し)】

一言:最近では同じPicPomの名称でG3/G4対応品をよく見かけます。純正チューナーカードに比べサイズが異常に大きく(内蔵HDより大きい)、対応機種やOSがとても狭いことが、どことなく不憫に思えてなりません。通常使用でも注意が必要ですから、店頭でジャンク品を購入する必要性は感じられません。

『インタウェア TVチューナーカード』【発売元:(株)インタウェア/対応機種:Performa 588,LC630/入手難易度:3(店頭、オークションともにわりと見かけます)】

一言:先のインタウェア TV/ビデオシステムのTVチューナーカード単体版です。5月14日に秋葉原のMac中古店で完全品が3,000円程度で販売されていました。対応するOSやソフトに留意すれば、純正品と好みで選択しても構わないでしょう。

『ADD Tuner』【発売元:亜土電子/対応機種:Centris660AV,Quadra 840AV/入手難易度:4(いま現在は1)】

一言:この「ADD Tuner」を巡っては、大変興味深く不思議な現象が起こっています。超マイナーアイテムだけに、あのYahooオークションでもなかなかお目にかかれず、稀に見かけたとしても3千円以上の高値で取引されているのですが、あるオンラインショップでは、特別目玉商品で新品が1000円チョイで買えちゃったりします。インターネットを使い倒しているコアな68kユーザーの方々なら既にご存じの情報かと思われますが、マイナー品ゆえの一時的な取引相場逆転現象とも推測もされますので、必要な方は購入を急いだ方が良いでしょう。

以上、『徹底活用術 其の壱』いかがでしたか。

私自身、その気になれば全てのMacでTVが見られると思っていただけに、今回の調査でTV視聴には数多くの制約が存在することに驚きました。また、行数の都合上詳しく書けなかった内容も多く、幾分心残りの感があります。今回は4機種限定になってしまいましたが、回を重ねるごとにより多くのOld Macユーザーの皆さまに活用していただける特集にするべく、切磋琢磨を重ねていく次第です。

今回は「其の壱」と題を打ちましたが、皆さまからご好評がいただければ「其の弐」もアップできる・・・・の?、はるっち?(^_^;)それでは当活用術へのご意見、ご指摘、ご要望等、快くお待ちしております。

当(Old Mac徹底活用術)ページは、しー半が作成し、当サイトの管理人(はるっち)が編集しました。

当ページ内の一部または全ての情報は、個人で使用する他は、著作権上、はるの林檎教室および著作権者(作者)の承諾を得ずに無断で複写、複製する事を堅く禁じます。

仮に、当ページの内容に不備があり、それによって閲覧者が損害を被った場合、はるの林檎教室および著作権者(作者)は助言は致しますが、それ以上の責は負えません。予め御承知願います。

Apple、Power Macintosh、Mac OSは米国Apple Computer,Inc.の登録商標です。
PowerBook、Macintoshは米国Apple Computer,Inc.の商標です。
漢字Talkはアップルコンピュータ(株)の登録商標です。

その他、記載されている社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。