HOME >68KMacメモリ&内蔵電池一覧集

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Last Update:2006-08-30

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■ 内蔵電池 〜電池の種類を把握する〜

全てのMacには電池(バッテリ)が内蔵されています。これは初代Macから最新モデルに至るまで全てに言えることです。

この内蔵電池は、年月が経つと、私たちが普段使っている乾電池と同様に容量が「減って」しまいます。

この内蔵電池は、「減る」と言っても、一般的に5〜6年程度は持つらしいのですが、Macの使用状況(環境)や機種等によって変わってきますので一概に何年持つとは言い切れません。

では、電池が消耗したらどうしますか?答えは簡単です。電池を交換すれば良いだけの話です。

電池を交換する時は、当然、Mac本体を開けることになります(MacPlusなど一部の機種を除く)が、その前に電池の型番が分からないと、交換しようにも電池を買って来られませんよね?
電池が切れているOLD Macを所有している方は、下の表を参考にしてご購入ください。

左から順に、横一列にご覧いただくと分かりやすいです。

※同じ機種でも出荷された時期等によって実装メモリが異なる機種があります。その場合は/(スラッシュ)で区切って掲載しています。
※下の表は、デスクトップとノートに分け、出荷された順番に掲載しています。
※Performaの各機種に関しては、当HP内のPerformaスペック集をご覧下さい。

[Macintosh Series]

機種名
メモリ関連(種別・容量)
内蔵電池関連
種別
実装
最大
製品番号(型番)
PB&Duoに関しては「システム用電池」のみ記載
購入

Mac 128K

不明
128K
128K
742-0003
-

Mac 512K

512K
512K
-

Mac 512Ke

-

Mac XL

Lisa cards
1MB
2MB
不明
-

Mac Plus

30pin SIMM
1MB/2MB
4MB
742-0003
-

Mac SE

2MB
4MB
742-0009
-

Mac SE FDHD

不明
不明
不明
922-4542
-

Mac SE/30

30pin SIMM
2MB/4MB
32MB

Mac Classic

4MB
10MB

Mac Classic II

742-0011又は922-0750

Mac Color Classic

Mac Color Classic II

72pin SIMM
8MB
36MB
不明

Mac II

30pin SIMM
2MB
20MB
リード線タイプ:742-0009
バッテリボードタイプ:922-4542
-

Mac IIx

4MB
32MB
922-4542

ただし、以下の機種に関しては、ロジックボードの種類により「922-0750」の場合があります。
購入する前に、既に取り付けられていた古い電池の製品番号をご覧下さい。
・Color Classic
・LC 520

-

Mach IIcx

2MB/4MB
128MB

Mac IIci

2MB/4MB/5MB

Mac IIfx

64pin SIMM
4MB

Mac IIsi

30pin SIMM
2MB/5MB
17MB

Mac LC

2MB/4MB
4MB
-

Mac Quadra 700

4MB
68MB

Mac Quadra 900

256MB

Mac LC II

10MB

Mac Quadra 950

8MB/16MB
256MB

Mac IIvi

4MB/5MB
68MB

Mac IIvx

4MB/5MB/8MB

Mac LC III

72pin SIMM
4MB
36MB

Mac Centris 610

8MB
68MB

Mac Centris 650

136MB

Mac Quadra 800

Mac LC520

36MB

Macintosh LC 550

不明
不明
不明

Mac Centris 660AV

72pin SIMM
8MB
68MB

Mac Quadra 840AV

8MB/16MB
128MB

Mac LC475

4MB
36MB

Mac Quadra 610

8MB
68MB

Mac Quadra 650

136MB

Mac LC575

36MB
922-0750

Mac LC630

8MB/12MB

[PowerBook&PowerBook Duo Series]

Mac Portable

RAMカード
2MB
9MB
076-0376
-

PowerBook 100

8MB
661-0782
-

PowerBook 140

4MB
661-0754
-

PowerBook 145

-

PowerBook 170

-

PowerBook 160

14MB
661-0789
-

PowerBook 180

4MB/8MB
-

PowerBook 165c

4MB
661-0013
-

PowerBook 180c

14MB
不明
-

PowerBook 165

8MB
-

PowerBook 150

24MB
661-0013
-

PowerBook 520

8MB/12MB
36MB
661-0055
-

PowerBook 520c

-

PowerBook 540c

12MB
-

PowerBook 550c

-

PowerBook 190/66

8MB
40MB
661-1028
-

PowerBook 190cs/66

-

PowerBook Duo 210

4MB
24MB
661-1656
-

PowerBook Duo 230

-

PowerBook Duo 250

12MB
661-1735
-

PowerBook Duo 270c

32MB
-

PowerBook Duo 280

40MB
不明
-

PowerBook Duo 280c

-

■ メモリ 〜メモリの種類と特性を把握する〜

▼技能 その1
例えば、あるお店の棚に並べられたメモリの一つを手にして「多分OKでしょ♪」と、あいまいな選択基準で増設をしていては、一度二度、偶然の成功を収めても、それ以降の成功の保証はありません。

逆に、完璧を追い求めるあまりメモリの構成パーツを一つ一つ技術文献でしらみつぶしに調べていては、いつまで経っても目的を達成することができなくなってしまいます。

いちばん安全かつ手っ取り早いのは、有名メーカーが発売している「○○(機種名)対応」と銘打たれた製品を買って増設することですが、そういう製品は当然、他よりも費用がかさんでしまうため、できることなら自分の知識で有名製品と同等の性能かつ、より安い製品を見分けて購入したいものです。その第一歩として、まず初めに「メモり(RAM)の種類と特性」を書き述べてみたいと思います。

なお、用語名の後ろに括弧書きでゴチャゴチャ書いてある正式名称は憶えなくても増設には何の支障もありません。単語だけでなく頭の中で姿形を思い浮かべながら違いを理解していただけたら・・・という理由で併記しました。

【Macintoshのメインメモリ(RAM)体系表】
RAM(Random Access Memory)
 DRAM(Dynamic Random Access Memory)
  SIMM(Single In line Module)
    30pin SIMM
    64pin SIMM
    72pin SIMM
  DIMM(Dual In line Module)
   168pin DIMM
     Fast Page DRAM
     EDO DRAM(Extended Data Out DRAM)
     144pin SO-DIMM(Small Outline-DIMM)
 SRAM(Static Random Access Memory)
 疑似SRAM(Static Random Access Memory)
 SD-RAM(Synchronous Dynamic-Random Access Memory)
※G4シリーズより上位の機種を除くMacintoshシリーズに使われている全てのメインメモリに限定して記載。
赤字のものは、いわゆる「68k Mac」では使われないメモリです。PowerMac以降のマシンのメモリ増設にお使いください。

▼技能 その2『メモリを購入する際の選定基準をつかむ』
MacintoshのメインメモリはDRAMとSD-RAM、それにSRAM(疑似SRAMを含む)の3つの大別され、よく耳にするSIMMやDIMMは、両者ともDRAMという部類に属します。

また、SIMMやDIMMはピンの数により、さらに細別されています。

では、上記の体系表をふまえた上でメモリの選定基準を記します。赤字はそのメモリの選定基準です。)

種別:DRAMSIMM30pin SIMM
8ビットアクセス、つまり32ビットに比べて一度に転送できるデータ量が小さい。
また、SIMMの増設枚数はシステムバス幅に合わせる必要があり、バス幅32ビットの機種では、8(ビット)×4(の倍数枚)=32(の倍数ビット)のように増設します。
但し、バス幅に合わせる以前にマザーボードが8ビットSIMMの増設をサポートしていることが前提です。
なお、名前のとおり30pin SIMMはピン数が30なので、店頭で実際に現物のピン数を数えてみることをお勧めします。

種別:DRAMSIMM64pin SIMM
選定基準は上述の30pin SIMMと同じです。
但し、ピン数(30か64か)の違いに注意して下さい。Mac IIfx専用モジュールなので、ピン数さえ注意すれば店頭で不安に陥ることは少ないと思います。

種別:DRAMSIMM72pin SIMM
32ビットアクセス、また、SIMMの増設枚数はシステムバス幅に合わせる必要があり、バス幅64ビットの機種では、32(ビット)×2(の倍数枚)=64(の倍数ビット)のように増設します。
但し、バス幅に合わせる以前にマザーボードが32ビットSIMMの増設をサポートしていることが前提です。
なお、名前のとおり72pin SIMMはピン数が72なので、店頭で実際に現物のピン数を数えてみることをお勧めします。

種別:DRAMDIMM:168pin DIMMFast Page DRAM
168pin DIMMの選定には細心の注意が必要です。早い話が全て168ピンなので識別が困難です。
このFast Page DRAMは、その名が示すとおり従来の168pin DIMMの機能を高めたモノなので、Macintoshでは採用されなかったFast Page DRAM以前のの168pin DIMM(DOS/Vで使われていた)を買って増設すると重大な失敗を招くおそれがあります。
選定基準は電圧の違い(5V品3.3V品)、リフレッシュレート数メモリ要求速度などが挙げられます。

種別:DRAMDIMM:168pin DIMMEDO DRAM(データ読み出し手順の合理化による高速化)
Fast Page DRAMの延長線上に位置するメモリで、Fast Page DRAMに比べてデータの読み出しサイクルの無駄を省いて結果として高速化したものです(←交差点において大きい幹線道路の青信号を長くし、小さい市町村道の青信号を短くして規制速度はそのままながらも交通の便を滞りなく合理化したのと同じような理屈です)。
但し、EDO DRAMはFast Page DRAMの延長線上ではあるものの、両者はまったく同一ではないのでマザーボードがどちらのメモリをサポートするか調べる必要があります。マザーボードがEDO DRAMの読み出しサイクルをサポートしているときはEDO DRAMのみ、Fast Page DRAMのそれをサポートしているときはFast Page DRAMのみ、EDO DRAMとFast Page DRAMの両方のそれをサポートしているときは両方のメモリを搭載することが可能です。
なお、ややこしいことにEDO DRAMには5V品3.3V品という電圧の違いによる区別があるので注意が必要です。

種別:DRAMDIMM:168pin DIMM144pin SO-DIMM
ノートパソコンに使われているメモリで基本的な性能は168pin DIMMと変わりません。
168pin DIMMとの違いはピン数のほか大型のメモリを搭載することが難しいノートパソコンならではのに大きさと形状を持ち合わせている点です。

種別:SD-RAM
Power Macintosh G3以降から使われているメモリで、近年のパソコン用メモリにおいては、いまだ大勢を占めているメモリです。
DRAMとの違いは、今までCPUとは別の速度基準で動作していたメモリを、クロック周波数(CPUクロックとバスクロック)に同期させることによって、飛躍的に速度の向上を成し遂げている点で、SD-RAMの頭文字Synchronousは同期を意味しています。
さらにSD-RAMは、対応するバスクロック周波数により66,82,100,133MHz対応品に分別されています(82MHzはノートのみ)。
また、前述のようにSD-RAMはバスクロックにタイミングを合わせなければならないため、バスクロックと同じか、それよりも高い周波数を持つものを増設しなければなりません。

種別:疑似SRAM
SRAMは、二次キャッシュなどにも使われており、非常に高速かつ低消費電力の、いわばRAMの王様みたいな存在ですが、いかんせん構造が複雑なためMBあたりの単価が非常に高価という欠点があります。そのため二次キャッシュに比べてはるかに容量の大きいメインメモリに採用されることはコストの面でほとんど絶望だったため、一部のPowerBookではSRAMより価格を抑えながら、なおかつDRAMよりも高速・低消費電力を持つ疑似SRAMが搭載されることになりました。
なお、数少ないSRAM搭載機種ではMacPortableがあります。